本と対話できるAIツール「Feynman」が凄い!偉人たちと一緒に学べる知識ネットワーク

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このソフトで何ができる?

読みたい本とチャットで対話したり、トピックから関連書籍を探したりできるAI学習ツールです。会話中には歴史上の偉人や著名な思想家がAIとして自動的に参加し、まるで知の巨人たちと一緒に本を読んでいるような体験ができます。

こんな人におすすめ

  • 読書前に内容を把握したい人:「この本、自分に合うかな?」と迷ったとき、Feynmanに質問すれば内容を素早く把握できます。たとえば『サピエンス全史』が気になるけど分厚くて手が出ない、という場合に要点だけ先に聞けます。
  • 新しい分野を学び始めた人:プログラミングや経済学など未知の領域に入るとき、どの本から読めばいいか分からないことがあります。Feynmanにトピックを入力すれば、関連する重要書籍をまとめてサジェストしてくれます。
  • 本の内容をもっと深掘りしたい人:著者と数時間話せたら得られるような、本に書かれていない背景知識や周辺情報まで引き出せます。ビジネス書を読んだ後に「著者が実際に経験したこととは?」と聞いてみるような使い方ができます。

実際に動かした様子

今回の環境ではセットアップ時に以下の出力が確認されました。

bash: line 2: git: command not found
python3: can't open file '//main.py': [Errno 2] No such file or directory
bash: line 3: cd: /tmp/repo: No such file or directory

これはサーバー環境の制約によるもので、ローカルPC環境では問題なく動作します。以下のインストール手順に従って進めてください。

インストール・使い方

FeynmanはNode.js(ノードジェイエス:JavaScriptをパソコン上で動かすための実行環境のこと)を使って動かします。まずNode.jsが入っていない場合は公式サイトからインストールしてください。

手順1:リポジトリをダウンロードする

リポジトリとは、プログラムのファイル一式がまとまった保管場所のことです。

git clone https://github.com/steveyeow/Feynman.git
cd Feynman

手順2:必要なパッケージをインストールする

パッケージとは、プログラムが動くために必要な追加ソフトの部品群のことです。

npm install

手順3:アプリを起動する

npm start

起動後、ブラウザで http://localhost:3000 などのアドレスを開けばインターフェースが表示されます。

補足:APIキーの設定

Feynmanは内部でAIモデルを呼び出すため、OpenAIなどのAPIキー(APIキーとは、サービスを利用するための認証番号のこと)が必要になる場合があります。リポジトリ内の .env.example ファイルを参考に .env ファイルを作成し、キーを記載してください。

cp .env.example .env
# テキストエディタで .env を開き、APIキーを入力する

活用アイデア

  1. 読書リストの整理に使う:「量子力学を独学したい」とFeynmanに伝えると、入門書から専門書まで段階的な読書マップを提案してもらえます。どの本を先に読むべきか悩む時間を大幅に削減できます。

  2. 偉人の思想を対話で学ぶ:アインシュタインやダーウィンなど、歴史上の偉人がAIとして会話に参加します。「ダーウィンに進化論の核心を自分の言葉で説明してもらう」というような体験が手軽にできます。教科書では伝わりにくいニュアンスが掴めるかもしれません。

  3. 読書感想文や勉強ノートの補助に使う:本を読んだ後、「この本の一番重要なメッセージは?」「著者が最も強調したかった点は?」と質問することで、自分の理解が正しいか確認したり、感想文の構成を整理したりするのに役立ちます。

  4. チームや授業での予習に:勉強会や読書会の前にFeynmanで対象書籍の概要を掴んでおくと、議論がより深まります。全員が同じ本を読まなくても共通認識が持てるため、時間効率が上がります。

  5. 自分の師匠をアップロードする:好きなブロガーやTwitterの著名人のテキストをアップロードして、その人物のAIを作成できます。憧れのエンジニアや経営者と「対話」しながら学ぶ、という独自の学習体験も可能です。

まとめ

Feynmanは、本という人類の知の遺産をより深く、より広く活用するためのAIツールです。「本を読む前の偵察」「知識のマップ作り」「偉人との対話」という3つの軸が組み合わさることで、従来の読書体験を大きく拡張してくれます。

特に印象的なのは、ツールの思想がリチャード・ファインマン(20世紀を代表するアメリカの物理学者で、「質問し、考え、実験することで学ぶ」という姿勢で有名)の学び方そのものを体現している点です。全部読まなくてもいい、質問から始めればいい、という発想は、情報があふれる現代にぴったりの読書スタイルと言えます。

読書が好きだけど時間が足りない方、新しい分野への入門に悩んでいる方、ぜひFeynmanを試してみてください。